
「『論理エンジン』による智力開発の実践」13
学校改革の強力なメソッドとして
(2)『論理エンジン』の思考メソッドをすべての教科・科目で共有するための取り組みを計画しています。
- ①『論理エンジン』の教材自体は現代文科で取り扱いますが、そこにある思考メソッドは多くの教科で極めて有効なものばかりです。
- ②メソッドを教員間で共有し、各科目の指導にそれを取り入れることで、
→論理的な思考力をさまざまな切り口から育成することができます。
→国立大学の2次論述試験への対応力をいっそう向上させることができます。 - ③そのための教員研修は「実践」に先立って「1年間」行います。
→(1)で述べたように、「指導者の育成」は『論理エンジン』指導において極めて重要な要素です。
→『論理エンジン』を導入しても「なかなかうまくいかない」ケースの多くは、「指導者育成の失敗」なのではないかと考えています。したがって1年間かけてじっくり指導していくことにしています。
最後に本校の紹介で終わらせていただきます。実は平成23年度から本校では、指導そのものは現代文科でやりますが、この『論理エンジン』メソッドを、全教科での指導に活かしていこう、いわば学校改革の強力な武器として『論理エンジン』を広めていこう、と考えています。
そのためには、各教科の先生方に『論理エンジン』のメソッドを理解してもらう必要があります。これには最低でも1年はかかると思っていますので、今度の22年度は1年間かけて、全教職員に対して『論理エンジン』の研修を計画しています。
それを1年間やることによって23年度からは、例えば世界史の記述答案を作る時に、「ここはイコールの関係で君は答案書いちゃっているから、この2つは同じことだよね。どちらか1つでいいんだよ」という形で、論理エンジン用語を使った指導ができるようになります。
論理エンジンメソッドを全教科で使っていく。そのことによって子どもたちから、「国語の時間だけが『論理エンジン』」というイメージを払拭して全校的な取り組みにしていきたいと考えています。この取り組みにつきましても、今後先生方にご報告する機会がありましたら、資料をお出ししたいと思います。私の方からのご案内は以上とさせていただきます。どうもありがとうございました。(会場拍手)
※なお、加藤先生には6月「論理の匠vol.3」においてご登場していただきます。皆様ご期待下さい。
