
「『論理エンジン』による智力開発の実践」4
成功をもたらした改善
失敗事例と成功事例②
《成功事例》… 2006年度(導入2年目)
■A 指導形態=現代文(2単位)+論理エンジン(1単位)
- →問題集ではなく、中心的指導教材として『論理エンジン』の教材研究を行う。
(個人+指導者チーム) - →現代文担当者と論理エンジン指導者は同じ教員にする。
- →現代文授業に論理エンジンの1単位分を組み込み、「現代文3単位」として指導を行う。
- →授業での指導と独習とを「レベル」によって使い分ける。
- →授業の中心教材を『論理エンジン』とし、そのスキル確認のために教科書や問題集を使用する。
翌年も、前年同様現代文2単位と論理エンジン1単位で構成したのですが、前年の失敗を踏まえ、今度は現代文と論理エンジンを同じ教員が担当しました。これは公に言っていいのかわからないのですけれども、本校はこの年から国語総合を6単位に増やしました。論理エンジンを単位認定して、その1単位を時間割に入れたのです。そのため、現代文3単位・古典3単位で国語総合を構成しています。すなわち、増単位して国語総合はカリキュラム上6単位となり、そのうち1単位を『論理エンジン』にあてたのです。
そしで、1年目に失敗していますので、授業と『論理エンジン』を切り離さず、現代文の授業では、『論理エンジン』をメイン教材として扱おう、という発想に変更しました。これによって論理エンジンのスキルを現代文の授業の中で確認することができ、結果生徒のモチベーションも上がることにつながりました。
その結果、1年目にうまくいかなかったことが、2年目にはだいたい解消されて、現在に至っています。
■B その結果としての現象
- ①指導スタッフで勉強会を開き、論理エンジンの全体像を把握した上で指導に当たったため、生徒の実情に合わせた指導ができ、かなりのロスを解消できた。
- ②授業に組み込んだことにより、論理エンジンの指導をシラバスに組み込むことができた。
→1年次においては授業の80%を論理エンジンで指導する。
→残りの20%は、10%がディベート、10%が教科書である。 - ③独習(家庭での学習)を取り入れたので、個に即したスピードで学習させることができた。また、このことにより、授業では論理エンジンのスキル確認に重点を置くことができ、スキルの重要性を十分に認識させることができた。
→「思考」中心の授業展開の実現


