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探訪・論理の匠

論理の匠 vol.2

~大阪高等学校・北村恭崇先生~

生徒の注意を引きつけ続ける、視聴率先生の劇場型授業とは? (6)

授業における様々な工夫

――最初のプリント要約は、沢山の文章を目にすることができるので、素晴らしいと思いました。必ず要点となる一文に傍線を引くことを毎回、課しているわけですね。

北村 そうですね。

――また、文章プリントと『論理エンジン』の合間に語句のテストをするのも、読解→記憶→読解と目先が変わるので、集中という意味からも良いアイデアだと思いました。

北村 語句の方は、出題大学名が入るようにプリントを作っています。「入試に使われた語句だから覚えていこう」となり、彼らにモチベーションがわくのではと思いまして。
文章と語句のプリントは20分、普段の授業は30分と考えているので、それ以上超えないようにストップウォッチを使ってやっています。ストップウォッチを使うことによって、こちら側も時間管理できますが、生徒も長文を早く読むための練習になります。時間を課して集中力を高め、「この間にこれだけやろう」というのをわかりやすくさせてやるようにしています。

――逆接に逆三角形のマークを付けさせるなど、文の構成を目に見える形で示すことを徹底させていましたね。
また、今日は具体と抽象を非常にわかりやすい図で板書されていらっしゃいました。「何が具象で何が抽象か」「帰納と演繹はどう違うのか」といった、言葉は読め、意味はなんとなく知っているけれど、具体的にどういうことを指すのか解りにくい言葉を、子どもたちにビジュアル化して説明する手法が素晴らしかったです。

北村 できるだけビジュアル化するように心がけています。「1分間でしゃべれるのは300字ぐらい、文章にすると読めるのは1000字まで増え、ビジュアルにするとさらにその2倍の情報が入る」と、あるプレゼンの本で読んだことがあります。なので、グラフや図をできるだけ使おうと思っています。でも、なかなか難しいですね。時間がない中での準備ですので、いつもビジュアル化できるとは限りません。ただ、意識はするようにしています。

――最後になりましたが、いま『論理エンジン』で学んでいるすべての生徒たちに、ここを心に留めながら『論理エンジン』に取り組むといい、というポイントを教えてください。

北村 やはり基本が一番大切だと思います。『論理エンジン』の基本といえば、「すべてにつながりがある」。それは語句と語句もそうですし、一文と一文、段落と段落、すべてにおいてそのつながりを意識して読んでいくことが大切だと思っています。

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