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探訪・論理の匠

論理の匠 vol.3

~開智学園開智高等学校・加藤克巳先生~

論理エンジン研修会の超人気先生、ついに登場(4)

- 後編「受験対策、そして学校改革」 -(前編はこちら

答えにいたる筋道を問う

加藤 今回は予習をさせてきましたが、3年生では通常50分のうち、問題を20分で解き、残り30分で解説をして1題終わるという形をとります。今回のように丁寧に取り組ませるのは数回に一回程度なんです。

ただ、演習メインでやっていくと、どうしても解答することを目標にしてしまって、だんだん読みが粗くなります。
すると、まだセンター形式だったら良いのですが、記述になった時に、自分では書けているつもりでも、採点基準を外す子が増えてしまう。粗い読みをさせないためには、時折、今回のように丁寧に取り組ませる必要があります。

実は今の3年生は、1、2年時に私が全く授業に手を入れておらず、今年から初めて持ったクラスだったので、まだ発問の際にキョトンとしてしまうことが多いですね。

私は、論理エンジンの授業で発問する時、いちいち「なぜなのか」「どうしてなのか」を全て説明させます。2年生は聞かれ慣れているのですが、彼ら3年生はまだ私のスタイルに慣れていません。だから、「第一段落のポイントは何ですか」と訊いて、生徒が「ここです」と答えた後に、「なぜそのようになりましたか?」と問われると説明ができなかったのです。

―― 今日2年生の授業を見学させていただいた時にもっとも感動したポイントが、その受け答えの見事さだったのです。先生が答えに至る筋道を必ず問いかけ、生徒がそれに対して論理的に答える、それがクラスで完全に徹底されていました。発問の仕方や、授業の構成の仕方によって、やっぱり生徒も大きく変わってしまうのでしょうか。

加藤 すごく変わりますね。常々言うように、論理エンジンは指導者がポイントです。

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