論理の匠 vol.9
~能開センター(小中学生)・能開センター高校部 野口浩志先生~
一貫した「論理」による中学・大学受験指導
一貫指導の効果

―― 野口先生のように、小学生から高校生まで同じ方法論で教えることができると、どのようなメリットがありますか。
野口 そうですね。なんといっても生徒を長期間にわたって見ることができます。実際、中学受験時に教えた生徒たちが、大学受験のとき戻って来ることがよくあります。今年も大学受験コースに戻って来てくれた生徒がいますが、ほとんどが東大・京大など最難関大志望です。
―― 素晴らしいですね。
野口 帰属意識は高いようです。また、戻って来てくれた生徒の中には、部活等で多忙なため他の講座は受講できないけど「自分一人では何をすればいいのかわからない現代文だけはどうしても受講したい」という現代文単科の生徒もいます。
―― 忙しい中でも現代文をチョイスして、野口先生を希望されていらっしゃるのですね。
野口 ありがたいことです。かつての生徒やその保護者の方からの問い合わせもよくあります。
―― 中学受験を経験した生徒に対して、大学受験の際にも同じ先生に指導を受けることができるという選択肢を提示できることは、経営的な観点においても強みですね。
野口 そういう面も確実にあると思います。
―― 生徒や保護者からの期待も大きいでしょうね。
野口 2012年の秋にも新小学6年生保護者対象に「最難関中学校の国語科が求める知の論理~大学入試問題からのアプローチ~」と題して、灘・東大寺特訓講座説明会を行いました。
――そういったガイダンスの資料も、野口先生ご自身で作られていらっしゃるのですか?
野口 はい、そうです。一般的なガイダンスは「○○中はこういう出題が何%で…」というデータを中心としたものですが、私の場合は"どういう学力が求められるか、そしてそれをどのように養成するか"という本質的な話が中心です。
――保護者の方の反応はいかがですか。
野口 抽象論だけでは保護者の方にはなかなか伝わりませんが、先ほどのように、実際の入試問題で証明することで納得していただけるようです。 「お父さん、お母さん。学生時代に戻ったつもりでこの問題を解いてみましょう。なかなか難しいですよ。」――概ね、一生懸命解いてくださいます。本文に線を引いたりして。
次のページでは、実際に中学受験時と大学受験時に野口先生の指導を受けた大学生に、指導の内容についてお話しを伺いました。

