論理の匠 vol.8
~大阪学園 大阪高等学校 北村恭崇先生~
「論理エンジン」指導の進化
第2部 「論理エンジン」と現代文授業の更なる融合(4)
生徒の変化

―― 今年度の新たな取り組みを受けて、1年生の成績はいかがですか?
北村 これは今年度の文理特進コースの1年生が受験したスタディサポートの国語のデータです。1年生の5月に受けた第1回と、9月の第2回の結果になります。

―― 1年目の短期間でこれだけ上昇するとは、すばらしいですね。
北村 これを見る限り、国語については健闘したかなと思います。
―― 数字には表れない部分について、先生から見て生徒に変化は見られますか?
北村 今年度の1年生は、定期考査の頃と比較すると、7月進研模試の記述問題で最後まで書こうとしている子が多いように感じました。
あと、個々で見ると、ある生徒は、元々「国語が一番苦手」と言っていたのに、今回の河合塾の全統では、その国語が点数を引っ張ってくれていて、偏差値60ぐらいまで上昇していました。
毎日私と交換ノートのような形で文章を書かせているのですけども、その文章を見ても、「論理エンジン」の考え方が生きてきているという実感はありますね。
―― 生徒の文章の捉え方が確実に変わってきているような感じでしょうか。
北村 開智高等学校の加藤先生もおっしゃられていますけど、「内容で大事な部分をとらえるのではなく、構造でとらえよう」と、ガイダンスの時から徹底して言い続けています。その結果、「ここには逆接があるから、逆接のあとの文のほうが大事」とか、「ここに書いてあるのは具体例だから、具体例の段落はあまり大事ではないと思う」というような言い方で、発問に答えてくれる生徒が出てきていることが非常に嬉しいですね。

