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探訪・論理の匠

論理の匠 vol.5

~志桜塾代表 長谷 剛先生~

最強のプロ国語教師は、平成の吉田松陰だった

- 第2部 オープンスキル、クローズドスキル-

勉強の発達段階

長谷 勉強というのは、成長・発達段階があって、最初はやっぱり物を覚えることから始まります。覚える再構成する表現する創造するという形で賢くなっていくのですが、まずは覚えなければ話にならないんですね。
インターネットでも、ワールドワイドウェブ(WWW)という考え方は、そもそもアメリカの軍事基地の考え方からスタートしています。つまり、「ここの本部が壊れても別の本部がちゃんと機能するように」というのが、WWWというもので、インターネットの基礎概念なんですね。そして、1個、2個の島よりも、100個の島があった方が、いろいろな意味で危機管理・予防線となる。
同じように、知識もWWWの一つの島と似ていると思うのです。ある瞬間から、グワーッとつながっていきますから。

―― ほう。

長谷 そして、小さい頃は、発達段階的にもやっぱり覚えやすいので、知識をきちんと入れていくほうが効率的ですよね。
今、朝6時55分から教育テレビで、Eテレ0655という変な番組が流れていて、子供がすごく見ているんです。くだらない歌が流れています。「何とかの首都は何とかで」とかいう、全く無意味・無乾燥なつながりで首都を暗記させるという。

―― ええ。

長谷 だけど、小学生のうちの子2人は、リズムに合わせて内容を覚えてしまう。僕なんかがそれを見ても、楽しいなとは思うけど、やっぱり覚えられないですね、もう。

―― はい。

長谷 このように、発達のある段階においては、覚えることが得意な時期があるんです。しかし、論理的思考能力というのは、本当は30歳過ぎてから爆発していく。でも、その爆発する前に島が2個しかない人は、爆発しようがない。

―― なるほど。

長谷 こういう考え方に基づけば、やはり知識という島の構築は、小さい頃に徹底的にやっておくべきです。そして、ある知識とこちらの知識がつながるというのが、まさに論理の力なんです。ですからその知識を、小さい時にどれだけ入れられるか。それはすごく大事だと思います。

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