論理の匠 vol.8
~大阪学園 大阪高等学校 北村恭崇先生~
「論理エンジン」指導の進化
第1部 授業風景 ~高1 論理エンジンOS1レベル6・7~(3)
学習意図の徹底した意識づけ

そして北村先生は、新しいレベルに入るごとに、そのレベルの学習意図を非常に丁寧に説明し、確実に意識づけさせていきます。
北村 104ページを開けてください。ここでは、このOS1レベル7はどういった意図が含まれているのかについての説明がされています。
では、この中で大事な部分、線を引くべき箇所はどこでしょうか。C君、あなただったらどこに線を引きますか。
C君 「書きかえ」問題は、記述問題の答えを自在に作成するために、特に大切なトレーニングなのです。
北村 なぜそこだと思いました?
C君 ……。

北村 はい。「論理エンジン」では、「何となく」やらないようにと、何度も言っていますね。
冒頭の「『書きかえ問題』は『レベル6』の応用編です」は、「応用ですよ」ということを言っているだけです。2行目「ここでも、答えよりも」とありますが、ここ、具体的ですよね。具体例が出てくる場合、抽象的にまとめられた箇所があるはずです。この後の「その結果」という三つめの文章。「自分のものとして、血肉化することができるでしょう」と言っていることを受けて、最後の文章があります。
「書き換え問題『は』」という形で、このレベルのテーマ(レベル7「文の書きかえ」)が話題として提示されていますから、やはりここが重要でしょう。最後の2行に線を引いてください。
でもね、C君、勘とはいえ、今までの論理エンジンの学習を通して、そこに目がいくように、無意識のうちに考えていたのだと思います。ただ、それを意識的に説明できるようになってほしい。


